美容の勉強

美容の世界は目まぐるしく世間に浸透していっています。科学の発展、需要と供給の多様化、そしてコスメショップの増加に、美容情報の氾濫。今や、何をしていても美容に関する情報を目にする時代。

かねてより、美容関連のお仕事といえば、理容師や美容師、美容外科医師、エステティシャン、美容部員などがあります。しかし現代においては、非美容系の人でも、専門性の高い美容の知識を得られる時代であり、美容界への垣根も低くなりました(法的には、もちろん有資格者の独占業務までは介入できませんが)

ただ、逆に情報が多寡であるがために生じている問題もあります。それはよくネット上で起こります。「誤った情報も拡散されやすい」「一般論とそうでない論との判別をしながら情報を選ぶ必要がある」といったものです。そう、色んな情報が錯綜する中では、正しい美容の知識を体系的に学ぶことは意外に難しいのです。

そこで今回は、美容の勉強をするにあたってのオススメの方法をお伝えしたいと思います。なお、当ページでの内容さえも、もしかしたら一般論ではないかもしれません!あくまでひとつのお話として参考にしていただくよう、念を押しておこうと思います。

サイトでの勉強

ちょっと気になる語句で検索をかけると、美容の情報が非常にたくさん出てきます。これでもかというほど出てきます。それはもう、数えきれないほどの量です。検索結果に載らなかったページも考慮すると、その数は天文学的でしょう。

でも、たくさんのページが出てくるということは、それだけ勉強する機会も多いということ。ネットの便利なところは、適切なキーワードを打ち込んで検索さえすれば、欲しい情報をパッと手に入れられるということです。

私も、ちょっと気になったことはすぐに調べますし、肌が傷んだときの応急処置情報も参考にしたりします。ネットというのは大変便利です。

しかし、ネット上にはある大きな問題がはらんでいます。

情報の信ぴょう性

ネット上に林立するサイトたちは、全てが良好であるとは限りません。サイトは、通信環境などが整っていれば誰でも立ち上げることができます。素人から専門家までさまざまな人がいるのです。そういった面では、つまりこのリアル界と同化してきているわけです。

そのため、いつも参考にするサイトは、女子高生が作っているかもしれないし、専業主婦かもしれないし、健康オタクかもしれない。はたまた、本当に美容の専門家かもしれないし、もしかしたら医師である可能性もあります。それと、芸能関係者・タレントというのも多いですね。

ただ、「誰が書いているのか」というのはさほど重要ではなく、今回言いたいのは、「その情報を鵜呑みにして良いのかどうか」ということです。もちろん専門家の意見は正しいことが多いですが、100%ではありません。逆に、素人であっても、プロだからこそ気付けなかった些細な点に触れているような場合もあります。

ネット上は、本当てんでばらばらです。信ぴょう性というのも、一概にこうだと言えるものではありませんね。

「鵜呑み」を避け、「参考」とするにとどめる

以上の話から、「鵜呑みにする」というのは避けたいところです。広く浅くありながら、「あくまで参考程度にとどめておく」というスタンスで勉強するのが、ネット上での方法となるかなと私は思いますね。気軽に使用できるネットだからこそ、よりその意識が必要のような気がします。

なお、サイトには、よく広告が貼ってあることがあります。もちろん、それは運営側の収入源となっていることでしょう。それはそれで、正規のビジネスモデルとして存在するものです。でも、中には儲けることばかりが先行し、ろくでもない内容を記事にしている(知的財産権的にも違反していることがある)サイトもありますので、注意したいところです(そういうサイトばかりが乱立した時代もあり、その名残が今でもあると思います)

本での勉強

サイトに比べて本はどうでしょう。本は、ネットよりも縛りがあります。著作者はそれなりに社会的地位を築いていることが多く、出版時にも検閲を通ってやっと本が世に出回ります。

そう考えると、本のほうがサイトよりも安心できるかもしれませんね。勉強する上でも、本のほうが目に優しく、またニオイや手触りも感じることができ、読書好きにとってはこれがまたたまらなかろうと思います。

とはいえ、本は本で問題があります。

安心できるが融通が利きにくい

本は、共同著作でない限り、ひとりの人の述べる説・論です。そのため、情報が偏ることもしばしば起こります。

また、自分の知りたい情報が載っているとも限らないので、あらかじめ吟味し、さらに「購入」という手続きを経ねばなりません。そして、ネットのようにページ内検索も使えないので、目次を見て探したり付箋を貼っておいたりといった手間がかかります。

とはいえ、安心できるのは、やはりサイトに勝るでしょう。本だからといって完璧なものではなく、偏りもあるかもしれませんが、サイトに比べるとどこか安心感がある。そう感じるのは私だけではないはずです。

気軽に調べたいことはネットで十分間に合うかと思いますが、「勉強」や「研究」となったときは、サイトにプラスして本などを駆使することが望ましいと個人的には考えています。

それでも「鵜呑み」は避け、「頭」を使おう

正直に言ってしまうと、情報というのは時代を経ながら塗り替えられていきます。本に載っているひとつの説も、もしかしたら10年後には変化しているかもしれません。また、プロが書いていても、それが「100%正しい」「それしか正論はない」というわけでもありません。

もちろん、自然法則などのように不変なものもあります。そういうのは信じて良いかと思います。気を付けたいのは「意見」とされる部分。ここは、今後いかようにも変化していく部分でしょうね。

そのため、勉強するときは、不変であろう基本事項などや、今や定着している一般的情報を積極的に掲載しているような本を読むのが良いでしょう。例えば、資格や検定の本などが良い例です。これらも「100%」と断言すべきではないと思いますが、そういった、いわば教科書なるものは、割と信用できるものだと思いますね。

本の例としては、日本化粧品検定協会から出ている〈日本化粧品検定2級・3級対策テキスト〉および〈日本化粧品検定1級対策テキスト〉というものが良いでしょう。「コスメの教科書」とも言われている本です。美容の基礎から応用、そして法律関連まで総合的に学べる、効率的・合理的な本だと思いますね。

 ※ なお、日本化粧品検定は、今美容界で注目されている検定で、美容のプロのみならず素人の多くも受験されているようです。2017年7月現在、3級はネットで無料受験でき、2級・1級は会場受験。基本、きちんと勉強すれば合格を掴めると思いますが、甘く見るべからず(特に1級は)。

いずれにせよ、勉強は、ただ知識を詰め込むのではなく、頭の中でイメージをつくり、自分の例に当てはめながら進めていくのが理想的な方法です。そして廃れないように日々磨き、応用力を付けていきましょう!

「鵜呑み」の脳ではなく、「考える」脳をつくっていきたいものですね。考える脳であれば、情報が氾濫するネット上でも、必要な情報を取捨選択しやすくなることと思います。