セラミドとは

化粧品を買うときのサイトや、買ったときのパンフレットや説明書に、「セラミド」というカタカナ4文字を見かけることがありますよね。最近の美容界の流行語なのか知りませんが、本当によく見かけます。

では、セラミドとは、いったい何なのでしょうか。何となく肌に効果がありそうな成分の名前ですが、本当に肌に良いのか、それか危険性はどれほどなのか気になりますよね。

そこで今回は、そのセラミドにスポットライトを当ててお話を進めていきたいと思います。

セラミドとは

セラミドというものを固く説明すると、以下のとおりです。

スフィンゴ脂質の一種であり、スフィンゴシンと脂肪酸がアミド結合した化合物群の総称である。

引用元:Wikipedia

 Wikipedia(2017年1月26日現在)の「セラミド」のページからの引用です。

ともかく、上記の説明では、この手の科学に精通している人でないと何のことだかさっぱり分からないと思います。Wikipediaでは、さらに以下のように説明があります。

細胞膜においてセラミドはスフィンゴミエリンを構成する脂質の一つであり、また脂質二重層を構成する主要な脂質の一つでもある。

引用元:Wikipedia

またもや意味が分かりにくいですが、上記の説明の中には、ちょっとだけ分かりやすい注目ワードがあります。それは「脂質」です。

細胞の隙間を満たすクッションのようなもの

そう、セラミドは脂質。美容の世界では、一般的に「細胞間脂質」と呼んだりもしています。

でも、そうとはいってもやはり分かりにくいですよね。細胞なんて目に見えやせず、そんなミクロの世界なんてテキトーにイメージするしか方法はありません。それではなかなか理解が進みませんね。

そこで分かりやすく言い換えると、セラミドとは、

 肌の細胞の隙間を満たす、クッションのようなもの

となります。だだやはり、これでもやはり頑張ってイメージしていただくしかありませんが、最もイメージに近いものといえば、そう、レンガの壁です。

レンガとレンガの間のモルタルのようなイメージ

レンガの壁を見てみると、一個一個のレンガのあいだに白いモルタルが塗りこまれていることが分かります。そのレンガを肌の細胞と見立てたときのモルタルこそがセラミドです(あくまで構成のイメージであり、性質は大きく異なります)

これから、もしレンガの壁を見つけたら、「あッ、肌だ!」と思ってくださいね(笑)

水分保持能(保湿)とバリア機能

セラミドは、肌の最外層である角質層にて、水分を保持して乾燥から守ったり(水分保持能・保湿)、塵や花粉をはじめとするアレルギー物質やウイルスなどの外的な刺激から肌を防御したりしてくれています(バリア機能)

仮にセラミドが肌から無くなったら、あなたの肌はカサカサになり、肌荒れや肌疾患も起こりやすくなってしまいます。だから、化粧品でしっかりと不足分を補おう!ということで、多くの化粧品に配合されているのです。

人間のセラミドと化粧品のセラミド

では、少し視点を変えてお話を進めていきましょう。

元々人間に存在するセラミド

冒頭に書いたように、セラミドという言葉はよく化粧品の成分表示で見かけます。しかし、先述のように、セラミドは元々人間の肌に存在している成分です。

「じゃあ、化粧品に入っているセラミドってなあに?」って思うかもしれませんが、それも一応セラミドです。

セラミドは単に一種類あるわけではなく、なんと11種類もあると言われています。保湿効果が期待できる代表的なものがセラミド1、セラミド2、セラミド3などです。

加齢とともにセラミドの量が減っていくと言われていますが、その不足分を補うために、私たちはセラミド入りの化粧品で保湿ケアをするわけですね。化粧品では、いわば作為的にセラミドが配合されています。

化粧品のセラミドについては以下のとおりです。

化粧品に使われているセラミド

  • ヒト型セラミド
    : ヒトが本来持っているセラミドに似せて作った合成成分で、成分表示には「セラミド2」とあることが多い。「バイオセラミド」ともいう。肌との相性が良く、保湿力も高い。近年、多くの基礎化粧品に使われている。
  • 動物性セラミド
    : 馬などの動物由来の天然セラミド。肌との相性が良く、保湿力も高い。種類としては「セラミド1~7」の全て。「ビオセラミド」「ウマスフィンゴ脂質」「セレブロシド」などと表示されている。高価
  • 植物性セラミド
    : 穀物などの植物から抽出されたセラミド。「コメヌカスフィンゴ糖物質」などとも表示される。オーガニックで優しいイメージがあるが、保湿力は弱め
  • 疑似セラミド
    : 分子構造をセラミドに似せて作った石油由来の合成成分。「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」「ヘキサデシロキシPGヒドロキセチルヘキサデカナミド」などと表示されている。保湿力は弱いと言われており、安物の化粧品に使われていたりする。

以上は、オススメ順になっています。改めて並べると、

 ヒト型セラミド>動物性セラミド>>>植物性セラミド>>>>>>疑似セラミド

という感じです。

あくまで私の主観ですが、やはりある程度ワケがあります。ヒト型セラミドは肌との親和性や保湿効果が高く、割と経済的に手に入るからトップです(とはいえ安価ではないが)。動物性セラミドも効果は高いですが、高価なのが玉に瑕(きず)なので次点です。

セラミドの危険性

セラミドの危険性についての疑問符を、頭の斜め上に浮かばせている人がいるかもしれません。

先に結論をいいますと、

 安全性は高いというのが通説だが、正直なところよく分からない

といった具合です。

基本的には、セラミドが敵視されるようなシーンは見たことがありません。でも、最もオススメしない疑似セラミドは、先述のように石油由来の成分。つまりは、人間の肌との親和性についてはやや懐疑的です。

「セラミドとは危険なもの」ということは無いと信じたいところですが、いくら安全な部類にあったとしても、100%安全なものなんて、この世にはありません。食べ物にもアレルギーがあるように、化粧品成分にも似たようなことは多々ありえます。

「そういうもんだ」と割り切るか、「いや、少しでも怪しいなら絶対にやめとく!」と頑なに貫くかは個人の自由ですが、私としては、「そこまで肩肘を張る必要はないのではないか?」「セラミドの危険性を気にするくらいなら、いっそ化粧品なんてやめてしまおう!」と思います。

ヒト型セラミドが配合されている化粧品の例

最後に、最もオススメであるヒト型セラミドが配合されている化粧品の例を掲げ、終わりにしたいと思います。まずヒト型セラミドとはこういうものでしたね。

ヒトが本来持っているセラミドに似せて作った合成成分で、成分表示には「セラミド2」とあることが多い。「バイオセラミド」ともいう。肌との相性が良く、保湿力も高い。近年、多くの基礎化粧品に使われている。

エイジングケアや敏感肌に向けた化粧品に配合されていることが多いイメージがあります。肌に優しく安心して使えるという特徴があるためでしょう。

ディセンシア《アヤナス》

例として真っ先に思い浮かんだのが、敏感肌向けのブランドであるディセンシアから出ているエイジングケア化粧品《アヤナス》です。ヒト型のナノセラミドを「セラミドナノスフィア」というカプセルにして配合しているようです。

セラミドナノスフィア
アヤナストライアルセットの付属パンフレットです。
赤い線は私が加えました。

《アヤナス》では、ヒト型セラミドのみならず、肌荒れを防ぐための成分やハリを与える成分が盛り込まれ、非常に高いしっとり感をもたらします。乾燥をはじめ、肌荒れやハリの減った肌で悩んでいる方に良い化粧品だと思います。

あくまで一例ではありますが、ヒト型セラミドを追求したい方は、是非一度使ってみてはいかがでしょうか。

《アヤナス》の公式サイトはこちら
【高浸透セラミド】アヤナストライアルセット