冬に肌が乾燥するのはなぜ?

夏を過ぎると、肌にとっては恐怖な季節へのカウントダウンが現実的になってきます。そう、ずばり、肌の乾燥です。冬に近づくにつれ、徐々に肌のカサカサを感じるようになってくるのです。

肌が乾燥すると、老けっぽい印象になったり、かゆくなったり、やや赤みがかかったような顔になったりと、ろくなことがありませんよね。

では、なぜ冬になると肌が乾燥してしまうのでしょう。そもそも、なぜ「冬」なのでしょう。そして、冬であっても乾燥しない場所ってあるのでしょうか。

今回は、それらの点についてクローズアップしていきたいと思います。

冬は空気がひどく乾燥する

冬に肌が乾燥してしまうメカニズムはとても単純です。

肌の水分が、乾燥した空気に奪われてしまう

まず、空気が乾燥するとします。これイコール、湿度が低下する(空気中の水分量が少なくなる)ということです。水分は、湿度の高いところから低いところへ移動する性質を持っているため、肌の水分は、湿度の低い空気中へと逃げていきます。

いわば、乾燥した空気が、肌から水分を奪っていくというわけです。

(逆を考えると分かりやすいでしょう。湿度の高い梅雨の時期、肌から水分が出ていきにくく、ベタベタしますよね。汗も蒸発しにくくなり、それによる肌トラブルが生じます。)

冬の肌の乾燥は、大部分が空気の乾燥によるものだと思っていただいてOKでしょう。

ただ、この時期のスキンケア不足や誤りは、さらに乾燥の度合いを大きくしたり、すぐに肌荒れを招いたりしてしまいます。詳しくは、記事「冬になると顔の肌が赤くなるのはなぜ?これは危険信号?」をご覧ください。

なぜ冬に空気が乾燥するのか

例えば、東京では、一年の中で最も空気が乾燥するのが冬です。冬前後も要注意で、夏が過ぎてからスーッと下がっていきます。冬が過ぎた後の春もまだまだ湿度は低く、晩春から再び上がります。

もちろん、気候というのは一定ではないので、毎年同じようになるとは限りませんし、地域によってもバラツキがありますが、「冬=乾燥の季節」といった図式は、いわば常識といえそうです。

では、なぜ冬に空気が乾燥するのかといえば、ざっくりいうと、偏西風に乗ってやって来た湿った空気が、山々に遮断され、湿りを抜いたからっ風が東京に吹き下ろすからです(湿りが太平洋側までやって来て大雪を降らせることがありますが、頻度は多くないですね)

その「山々」というのは、日本海側と太平洋側を分断する山々のことをいいます。

・・・ここで、もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、日本全体で考えれば、「冬=乾燥の季節」というのは、必ずしも常識的ではないということになります。この手のお話については、当記事の最後にて述べていきたいと思います。

冬のスキンケアは乾燥対策が最重要項目

スキンケアには、クレンジング・洗顔、保湿、マッサージ、日焼け止めなど、色々なものがありますが、冬には、やはり乾燥対策である保湿が最重要項目といえるでしょう。

もちろん、保湿はどの季節でも欠かせないものですが、乾燥の激しい時期は、そうでない時期に使っていた化粧品よりも保湿力のある化粧品を用い、しっかりケアしていくことがおすすめです。若い方ならまだしも、エイジング世代の方の場合は、より入念に行うよう心がけてみましょう。

エイジング世代の方の中には、冬になって敏感肌がありありとしてくるケースもあります。それは、夏から秋にかけてのスキンケアに原因が潜んでいる可能性もありますが、そうなってしまったらしまったで、きちんとケアを行っていくことが必要になるでしょう。

保湿化粧品を吟味するのみならず、部屋の湿度が低くならないように加湿するのも、肌の美容と健康のために、進んで取り組んでいきたいところですね。

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「冬=乾燥の季節」は非常識なのかもしれない

さて最後に、上のほうで触れた「冬=乾燥の季節」にまつわるお話を述べて、終わりにしたいと思います。

日本海側と太平洋側を分断する山々によって、偏西風の湿りがせき止められ、からっ風が太平洋側に吹き下ろしますが、これはつまり、日本海側には大量の雪を降らすことを意味しています。

「冬=乾燥の季節」というのが、美容界では、さも常識かのように言われますが、日本海側にお住いの方にとっては、「乾燥するどころか、大量の雪に困ってしまってさあ大変」なのですね。

湿度に着目してみても、日本海側の冬は、やはり下がっていないことが判ります。むしろ、上がっている地域も多いです。興味がありましたら、是非、気象庁の「過去の気象データ検索」でお調べください(太平洋側・日本海側のどっちともとれそうな地域について見てみるのも面白いですよ)

よって、「冬=乾燥の季節」というのは、常識ではない、いわば「非常識」と言っても過言ではないかもしれませんね。

とはいえ、太平洋側には、人口の多い東京がありますし、名古屋もあります。つまり、人数としては、「冬=乾燥の季節」と感じている人はかなり多いものと推測できますね。だから、それを常識として捉えるのも無理はないですし、美容界ではむしろ「言うまでもない」事柄とさえなっている気がします。

以上、最後は少しお堅い内容になってしまいましたが、現に乾燥を感じているのであれば、湿度がどうであろうが、その肌は乾燥肌です。日々地道にケアを続けて、肌の状態を良好に保ち、好循環にしていきましょう!