冬の洗顔はする?しない?

何の疑いもなく、当たり前のように洗顔をしている人は、決して少なくないと思います。

しかし、美容の雑誌やサイトをいろいろ見ていると、たまに「洗顔はしないほうがいい」といった論調を目にすることがありませんか。「乾燥の激しい冬は、洗顔は大敵だ」という話も、私は読んだことがあります。

そこで今回は、冬に洗顔をすることの是非について、一緒に考えていきましょう!洗顔をする派の方もしない派の方も、是非参考になさってみてくださいね。

「しない」のワケ

「冬は洗顔をしないほうがいい」という理屈には、やはりそれなりに意味があるはずです。

冬は乾燥が激しい

例えば東京の場合、冬はからっ風が吹き下ろし、空気が乾燥します()。すると、当然ながら肌もカサカサに乾燥してしまいます。

  地域によっては、冬のほうが高湿度となることもある。詳しくは、記事「冬になると肌が乾燥しやすいのはなぜ!実はそれ、非常識?」の終盤にて。

一方、洗顔という行為は、肌に付着した汚れを取るのみならず、保湿作用のある皮脂膜までを剥がし落とし、肌の乾燥状態を招きやすくなります

したがって、乾燥の激しい冬に洗顔をすると、乾燥に乾燥を重ねるといった事態にもなりかねず、そうなると肌にとっては悪影響だというわけです。これぞ「しない」の大きなワケといえるでしょう。

肌が過乾燥や敏感肌になる

乾燥に乾燥を重ねた肌は、いわば過乾燥といった状態です。そうなると、化粧乗りも悪くなり、かゆみや肌荒れも生じやすくなります。

そして、そういった過乾燥状態が毎日続くことで、肌のサイクルが不安定になり、敏感肌を招いてしまうおそれもあります。春に肌の不調を訴える人が多いのは、もしかしたらそれが原因の一部にあるかもしれませんね。

以上が、これまで散見してきた「しない」派の意見です。

「する」のワケ

では、冬でも洗顔を「する」派の人は、どう考えているでしょうか。

素肌の衛生管理が必要

冬であろうが夏であろうが秋であろうが春であろうが、肌というものは必ず汚れます。汗、皮脂、あか、埃や塵、有害物質、そしてメイク成分等々、肌を汚す原因となるものは数知れません。

それらが肌に付着したままでは、素肌の衛生環境は劣悪です。肌の環境が悪いと、毛穴が詰まったり、ニキビができたり、肌荒れが生じたりしてしまいます。

つまり、「する」派にとっては、洗顔をすることで肌をリセットし、きちんと休ませてあげたいわけです。異物は刺激物ですから、肌に乗せたままにしておくのは好ましくない、と私も思います。

保湿効果が高まる

素肌が清浄な状態になると、その分、化粧水などによる保湿でも、本来の効果を得やすくなります。というのも、毛穴がクリーンであれば物理的に浸透しやすいからです。皮脂や異物という障害物が流し落とされた肌は、とても素直です。

保湿効果が高まるということは、肌の乾燥や肌荒れを防ぐことにもつながっていきます。毎日続けて好循環に入れば、肌もおのずと安定してきて、ちょっとやそっとの刺激が負担になってしまうようなケースも減るでしょう。

以上が、私の意見も交えた、「する」派の意見です。

結局、どっちがいいのか

上記の内容を読んだ方には、「どっちにもメリットとデメリットがあるということだね。で、結局私はどっちをとったらいいの?」や「メイクしたときはどうすれば?」と思った方も少なくないと思います。

では、どうしますか。

・・・私が思うに、コレ!といった答えはないかと思います。

試してみて、自分に合うほうを採用しよう

一番投げやりな言い方をすれば、「洗顔する・しない の両方を一週間ごとに試してみて、自分に合ったやり方を採用してみましょう」となります。

要は、Plan(計画) ⇒ Do(実行) ⇒ Check(検証) ⇒ Act(結果を踏まえての次なる行動) というPDCAサイクルで、都度ふさわしいやり方を選ぶ、というわけです。

ただ、保湿料などを肌に乗せている場合は、やはり少しは洗うべきではないかな?と私は考えます。特に、オイリーな保湿力だと、洗顔をせずに一日を終えるのは、肌への負担を大きくしてしまう原因になりかねないでしょう。

クレンジングは必ず行うべし

女性の多くが該当すると思いますが、メイクをした日の場合、それを落とさずして一日を終えることは絶対に避けたい行為です。先ほどもお伝えしたように、異物を肌に乗せたままにしておくと、刺激となり、肌トラブルが勃発してしまいます。

そのため、「クレンジング(メイク落とし) は問答無用で必須」と考えておくことが肝要でしょう。

今回のテーマである洗顔は、通常、クレンジングを行った後に顔を洗うことをいいますが、これについては、(すぐ上の項でも述べたように)自分に合ったやり方をすれば良いかと思います。

なお、W洗顔不要のクレンジング料が売っていますが、そういったもので済むならそのほうが楽ですし、気持ちとしても安心かもしれませんね。

「お湯だけ洗顔」という方法

洗顔を「する」という人でも、洗顔料を使うのが憚られる場合は、お湯だけで洗顔をするのもひとつの方法かと思います。私の場合、メイク化粧品やオイリーな保湿料を使っていない日は、お湯だけで済ませることがよくあります。

ただ、お湯だけの洗顔であっても、メリットとデメリットは存在します。この手のお話については、別の記事「「お湯だけ洗顔」は肌に優しいが、効果は信用なるか?」をご覧ください。

お湯だけとまではいかずに、保湿力の高い洗顔料を使うといった方法でも、肌へのいたわりは感じることができるでしょうから、あまり固く考えず、あれこれと試してみるのが良かろうかと思います。

冬におすすめな洗顔料
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クレンジング・洗顔後は、すぐに保湿を

いずれにしても、クレンジング・洗顔を行った後は、しっかりと保湿のスキンケアを行うことが大切です。

洗ったとは、肌が素っ裸になっています。しかも、風呂上りの場合は温かくもなっています。その状態で放置すると、肌はどんどん乾燥します。まだ温かいうちに、早く、化粧水などを十分に顔に乗せていきましょう

そうすることで、化粧水などもの本来の効果を得られやすくなります。

特にエイジング世代の場合は、肌の自活力も衰えてきているので、保湿ケアは重要なウェイトを占めるようになってきますね。

肌の悩みやケアの工夫は、突き詰めれば突き詰めるほど奥が深いものですが、あれこれ手を出すより、まずは基本を徹底することが美肌の秘訣です。「肌を清浄にし、乾燥を防ぐ」といった点を、(その方法はどうであれ)ぶれないようにしておきたいものですね。