ジェルとクリームの違い

保湿化粧品の一式の基本として多いのが、化粧水、美容液ときて、乳液やクリームですよね。しかし、物によっては、乳液やクリームではなくジェルとなっていることがあります。

ジェルとクリームは、どちらも同じような形の容器に入っているネチッとした感じのテクスチャー。ジェルはやや透明で、クリームは濃厚。そんなイメージがありますが、いったいどういう違いがあるのか、はっきり分からない方も案外多いかもしれませんね。

そこで今回は、ジェルとクリームの違いや用途についてお伝えしていきたいと思います。

大きな違いは「油分量」にあり!?

ジェルは透明であったり半透明であったり、もしくはみずみずしい色合いをしていることが多いと思いますが、クリームは、どちらかと言えば白や薄黄などの濃厚な色が着いたものが多いです。

そういった外観から受けるイメージは、ジェル=水分が多そう、クリーム=油分が多そうといったところかと思いますが、だいたいそのイメージのとおりです。

基本的に、ジェルは水溶性成分(保湿成分など)がふんだんに盛り込まれ、そこに、美容成分や、粘り気をつける増粘剤などを配合していくことで、ああいったみずみずしくネチッとした感じのものになります。

一方、クリームの場合はというと、ジェル同様に水溶性成分(保湿成分など)も割と多く入ってはいますが、ジェルほどではありません。その分クリームには油性成分もたくさん盛り込まれ、そこに、美容成分や、水と油を混ぜる界面活性剤などが配合されます。

表にしてまとめると、以下のようになります。

ジェル 水溶性成分・増粘剤など(油分は0もしくは少量)
クリーム 水溶性成分・油性成分・界面活性剤など

なお、クリームとよく併用されるものとして乳液があります。基本的に乳液は、クリーム同様に油性成分も入っていますが、水溶性成分の割合が多く増粘剤は少ない傾向にあります。そのため、とろみがありながらも液体状になっているのです。

※ 実際の配合割合は、製品によってさまざまです。

「使用感」にもハッキリとした違いが

配合されている成分の割合が異なるということは、当然、使ったときの感触や肌へのなじみ感なども違ってきます。

ジェルには水溶性成分が多いわけなので、ジュワ~っと肌に染みこんでいくような感じがあります。まさにうるおい感です。ただ、油性成分が無いor少ないので、保湿感が物足りなく感じてしまうこともあるでしょう。その分、汗・皮脂が気になる場合でも比較的さわやかな仕上がりになるため、夏場に人気が高まる傾向にあります。

クリームは、油性成分が多く含まれているため、しっとり感や強固なバリア感を感じることが多い傾向にありますね。化粧水や美容液などで閉じ込めた水分や保湿成分を逃がさないようにするのです。冬には頼りになりますが、夏場は少しうっとうしく感じることもあるでしょう。

目的や用途の違い

以上を読んで気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、ジェルとクリームとでは、使うときの目的や用途が少し違います。

かなりざっくり言うと、ジェルはあくまで保湿成分をたっぷりと角質層まで浸透させるためのもので、クリームは蓋をして保湿効果を高めるものです。

だから、ジェルは単独で使うことも多いです。オールインワンタイプの化粧品ではジェル状になっているものがたくさんあり、粘り気もあるので塗りやすいです。化粧水や美容液を使った後に使うためのジェルも存在しますが、うるおい・美容の補強であったり、もしくはクリームに近い役割をするジェルなのかもしれません

クリームは、当然ながら蓋をするためのものですから、先に化粧水や美容液を使ってから塗ることが多いですね。ただ、脂性肌の人の場合は油分がニキビの原因になってしまうことがあるので、代わりに乳液やジェルを使うことがあるかもしれません

 ジェルに ある程度油分を含ませたジェルクリームというものも存在します。しかし、メーカー側にとっては、ジェルなのかクリームなのかジェルクリームなのかはハッキリさせる必要はないので、実際の製品では、たとえジェルクリームでも単に「ジェル」となっていたり単に「クリーム」となっていたりします。それゆえ、クリームと信じて使ったらやけにみずみずしかったとか、ジェルと信じて使ったらやけにバリア感が強かったとかといった経験は、してもおかしくないでしょう。

それぞれのアイテム例

では最後に、ジェルのアイテム例とクリームのアイテム例、ジェルクリームのアイテム例をひとつずつ掲げてみたいと思います。

ジェル

【ピュアメイジング】
シミやニキビの対策に適した医薬部外品のオールインワンジェルです。少し紫がかった、ほぼ無色の透明なジェルです。使い心地は、みずみずしくも、少し膜を張ったような感じがします。次の人に向いています。

  • 手軽にケアしたい
  • くすみやニキビが気になる
  • 顔のマッサージのときの潤滑物として使ってみたい
  • ジェルは初めて

〈ピュアメイジング〉公式サイト
ピュアメイジング

クリーム

【アヤナス】
超乾燥や敏感肌の対策に適した高保湿力のあるクリームです。化粧水と美容液とセットに使うことで、肌のゆらぎを整えていくことができます。非常にしっとりしています。以下の人に向いているでしょう。

  • 頑丈に保湿したい
  • 肌荒れを防ぎたい
  • リラックスタイムを送りたい
  • クリームは初めて

〈アヤナス〉公式サイト
【花粉症対策訴求(クリーム)】アヤナストライアルセット

ジェルクリーム

【ルナメアAC】
ニキビ予防に適した医薬部外品のジェルクリームです。見た目はクリームに近いですが、軽い付け心地です。化粧水などと共に使うことでしっかりと保湿も行えます。下記の人に向いていると思います。

  • 皮脂やニキビが気になる
  • 保湿もきちんとやりたい
  • さっぱりとした使い心地が良い
  • ジェルクリームは初めて

〈ルナメアAC〉公式サイト
ルナメアAC

 

以上、ジェルとクリームの違いや用途などについてお伝えしましたが、いかがでしたか。

こうやって見てみると、一見似通っていそうなものでも、性質や使用感は大きく異なるものだということが分かります。

ただ、ジェルやクリームなどの名前は、メーカーが自由に付けられます。それは化粧水にしろ美容液にしろ乳液にしろ同じです。そのため、ジェルだと思ってもクリームや乳液のようであったり、クリームだと思ってもジェルやジェルクリームのようであることも往々にしてあります。

まあでも、大方は、今回お伝えしたとおりなので、参考までに覚えておかれると良いでしょう。化粧品選びのときに生かせます。自分の肌質や趣向に合わせて選んでみませんか。