肌の乾燥でニキビが

思わず「あ…」と声を出してしまうのは、ある日突然ニキビが顔を出したとき。

ニキビは化粧をすれば隠せるものではなく、すぐに取り除いてやることもできず、とてもやるせない気持ちになりますね。自分のケアのどこがいけなかったのかと、自己嫌悪にも陥ってしまうことがあります。

あなたはどうでしょうか。ニキビって非常に憎たらしいと思いませんか?

ニキビというのは、思春期の人ならできやすい傾向にありますが、大人になってからも、実は乾燥肌の人こそできやすかったりします。今回は、その原因と対策について考えていきましょう。

乾燥肌だとニキビができやすい、その原因

ニキビといえば、多くの人が次のようなイメージを抱いていると思います。

  • 皮脂が多く出過ぎている
  • 脂性肌である
  • 肌が汚い
  • スキンケアが不足している
  • ストレスが溜まっている

人によって思うことは様々かと思いますが、だいたい上記のようなイメージでしょう。

皮脂が多く出過ぎればそれだけ毛穴もつまりやすくなります。古い角質と混ざって角栓ができます。角栓が大きなると白ニキビができます。アクネ菌が皮脂を狙って襲来すれば、赤い炎症ニキビができます。

要は、肌の状態が汚いとニキビはできやすくなります。これがまず基本ですね。

ところが、肌を一生懸命にきれいにしているつもりでもニキビはできます。それはなぜかというと、ホルモンバランスや風邪・病気等の影響で体の調子が不安定になり、免疫力が落ちたり肌の自浄作用が低下したりしてしまうからです。

そして、20代半ばを過ぎてくると、肌は途端に乾燥しやすくなります。すると肌は、乾燥した肌を一生懸命守ろうとして、天然の保湿成分である皮脂を大量に分泌することがあります。そして先述の流れでニキビの発生につながります。

 人間の肌の表面には、元々「皮脂膜」というバリア膜があり、肌を乾燥から守っています。しかしその膜が壊れると、肌はバリアを作ろうと躍起になり、皮脂を過剰に出すようになるのです。

今回は、その乾燥性のニキビのことをテーマとしています。乾燥肌のニキビは、ある程度歳を重ねた女性にとっては、いわざ常識ともいえるニキビです。もちろんできないに越したことはないですが、意に反してできてしまうんですよね・・・。

では以下にて、できてしまったときの対処法や今後やるべき基本対策について見ていきましょう。

できてしまったときの対処法

私の場合、赤い炎症ニキビはいつも放置しています。後ほどお伝えする基本対策を進めながら、ニキビが勝手に消えていくのを待っています。だいたい一週間くらいはかかります。治るまでは、ちょっと恥ずかしいですが我慢しています。

赤い炎症ニキビは、刺激を与えると悪化し、下手すれば化膿して黄色いニキビになったりすることがあるので、絶対に自分で潰そうとしてはなりません。気になる場合や治らない場合は、皮膚科で診てもらうのが一番だと思いますね。

ただ、アクネ菌が襲来していない状態である白ニキビ(つまり皮脂のかたまりのようなもの)の場合は、赤ニキビほど神経質になることはないかな?と思います。まあでも、刺激を与えないに越したことはありませんが。詳しくは「白ニキビは潰して良いって本当?除去する最適な方法とは」をご覧ください。

ともかく、ニキビは原則 “触らず我慢” です。そして、基本対策としてセルフケアをしていくのが大切です。

基本対策(セルフケア)

ニキビができてしまったときの対策をお伝えしますが、もちろん、ニキビができていないときもきちんと遂行していくことが大切です。私が思う基本対策は以下のとおりです。

  • クレンジング・洗顔は頑張りすぎない
  • 落としやすいメイクをする
  • 洗顔してから「すぐに」保湿する
  • しっかり水分を与えて油分で蓋を
  • きちんと食事をし、きちんと睡眠をとる
  • 割り切る

もし皮膚科等に通っている場合は、必ず医師の指示に従うようにします。

では、以下にて、上記対策について一個ずつ解説をつけていきましょう。

クレンジング・洗顔は頑張りすぎない

ニキビができると、どうしても「肌が汚いんじゃないか」と思ってしまいます。たしかに、肌が最高にキレイとは言えません。少なくとも皮脂汚れはあるはずです。そのニキビは、やはり毛穴の汚れが直接的な要因です。

そこで、「じゃあクレンジングと洗顔が足りてないんだ!」と思う人が出てくると思います。

それは間違っているか正しいかといえば、まあ正しいでしょう。毛穴の汚れが取れていないのであれば、きちんと洗うべきです。でも逆に、洗った直後に肌がカピカピになっていれば、ちょっと洗いすぎかもしれません。

クレンジング・洗顔は大切ですが、洗いすぎると肌に負担となってしまいます。ニキビにも刺激が加わり、あまりよろしいとは言えません。とはいえきちんと洗う必要もあるわけですから、低刺激性のクレンジング料・洗顔料を使っていくと良いでしょう。

落としやすいメイクをする

メイクの汚れは毛穴に詰まります。皮脂と混ざり合うことでニキビの元が完成します。毎日メイクをすれば、落とし切れていない分が蓄積していきますから、毎日きちんとオフすることが大切です。

となると、落としやすいメイクを心がけるようにすれば、毎日のオフもしやすくなります。油分の多いメイク用品を避け、ナチュラルなメイクをするようにしてみましょう。夏場などは化粧崩れも気になりますが、小まめにお色直しするようにします。

夜は、クレンジング料でしっかりとメイクをオフします。使用方法を守って、肌に負担を与えないように丁寧に落としていくようにしてみましょう。そして仕上げに洗顔料で洗います。

なお、W洗顔不要の洗顔料(クレンジングと洗顔が一緒になったアイテム)でも良いと思います。いずれにせよ、自分に合った洗顔アイテムを使い、「過度な刺激なく汚れを落とす」ことが実現できることが重要ですね。

洗顔してから「すぐに」保湿する

洗顔直後は、皮膚もふやけて毛穴が開いており、保湿成分を吸収しやすい状態になっています。そのため、可能な限り、保湿は洗顔してからすぐに行うようにしてみましょう。

私の夜の実験の場合、洗顔直後に保湿した場合と、洗顔後30分後くらいに保湿した場合とでは、その後の肌の状態が大きく違っていました。直後に保湿したときのほうが肌のしっとり感が翌朝まで続きました。逆にそうでない場合は、ただ塗っただけのような感じがし、翌朝の乾燥度は大きく感じられました。

 ただ、湿度も少なからず関係していたと思うので、完全に結論付けることはできませんが、これまで生きてきた経験則から言っても、洗顔直後の保湿のほうが断然保湿効果を感じられました。

しっかり水分を与えて油分で蓋を

保湿ケアは、まずは化粧水でしっかりと水分を与えてあげることが大切です。特に乾燥しやすい時期は、惜しみなくたっぷり与えてあげると良いでしょう。エアコンの効いた部屋で眠るときも同様です。

しかし、水分を与えただけでは、やがて蒸発していってしまいます。特に肌の機能が衰えてくる年頃になってくると、水分を保つ機能も十分に期待できなくなり、肌は乾燥しやすくなります。

そのため、乳液やクリームを使って油分バリアを施しておくことが大切です。皮脂膜に代わって保湿してくれます。こうすることで水分の蒸発量をおさえ、また外的な刺激から肌を守ることもできます。

アルコール入りの化粧水などはニキビに刺激となってしみることがあるので、避けるのが無難です。特に敏感肌になっている方は、肌に負担の少ないしっとり系化粧品を使って、きちんと肌をいたわっていきましょう。

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きちんと食事をし、きちんと睡眠をとる

栄養バランスもニキビのできやすさ・できにくさに関係してきます。皮膚や粘膜を守っていく上で、各種ビタミン・ミネラルは欠かせませんし、タンパク質だって脂質だって、それに炭水化物だって欠かせません。

最近、炭水化物抜きダイエットが流行っていますが、やり過ぎは禁物です。

炭水化物(=糖質)が不足すると、グリコーゲンからブドウ糖を作り出すという肝臓の機能(糖新生という)が働き、その関係で解毒作用が低下し、肌荒れやニキビの原因となります。さらには、タンパク質を分解して糖質不足を補おうとするため、体の健康度も低下してしまうことがあります。

基本となる栄養素はきちんとバランス良くとり、夜はできる限りきちんと眠るようにしましょう。睡眠の質を高めるためにも、リラックスできる衛生環境をつくり、食事もあまり遅い時間にしないように努めてみましょう。

割り切る

「ニキビなんて、できて当然!」と割り切る覚悟も必要です。いくら念入りに対策をしても、できるときはできてしまうのがニキビ。みんな悩んでいるとおり、ニキビが全くできないことのほうが珍しいです。

ニキビは、一種の健康バロメーターとも言われています。ニキビのできる位置によって、体のどこに不調があるのか分かるんだとか。・・・まあ、にわかに信じがたい説ですが、何かしらの不調を疑う機会にはなると思います。

また、ニキビのできる位置で恋愛占いをしている人もいるようです。占いの結果を信じるか信じないかはさておき、そうやってニキビを利用してやるくらいの懐の広さはあっても良いかもしれませんね。

とはいえ、ちょっとやそっとのニキビではそれでいいかもしれませんが、やはり気になるなら病院で診てもらうのが安心です。悩みも体質も人それぞれですし、嘆いていても始まりません。治療が必要なら治療を受け、日々セルフケアを怠らないことが大切ですね。