毛穴の開きの原因と対策

「最近肌の表面がなだらかではないなあ」と思って、鏡でじっくり自分の顔を見てみると、毛穴が・・・。

そんな経験がある人はけっこういると思いますが、何を隠そう、私もそのひとりです。歳を重ねてエイジングケアが必要になってきた頃。毛穴の開きが、次第に気になるようになってきました。

毛穴の開きは元に戻すことができるのでしょうか?

・・・答えは、YESとも言えるしNOとも言えます。きちんとしたケアを行っていけば、気になりにくくはなるかと思います。

この記事では、毛穴が開く原因や対策についてお伝えします。

大きな原因は、ずばり「乾燥」

もったいぶらずにいきなり言ってしまうと、毛穴が開いてしまうことの大きな原因は、ずばり「乾燥」です。とにかく、一番に肌の乾燥を疑ってみると良いかもしれません。

20代も後半になってくると、徐々に肌にもエイジング現象が表面化してきます。キメが粗くなったり、吹出物が出てきたり、荒れたり、カサカサしやすくなったり・・・。これらはたいてい乾燥に起因し、毛穴の開きも例外ではありません。

では、なぜ肌が乾燥すると毛穴が開いてしまうのでしょうか?

うるおい成分が減り、皮膚がシナッと・・・

乾燥するというとかなり漠然としていますが、具体的に言えば、肌の中に入っているうるおい成分が減ることで皮膚がシナッとなってしまうということです。

うるおい成分としては、肌の水分を保持するヒアルロン酸、肌の弾力性を生むエラスチン、肌を支えるコラーゲンなどが真皮にあり、また、セラミドという細胞間脂質(レンガのセメントのような役割)が表皮の角質層にあります。

しかし、年齢を重ねてくるとそれらの保湿成分が減少し、肌のたるみやシワ、キメの粗さなどが目立ってくるのです。

たるみという重力現象で毛穴がビヨ~ン

皮膚がたるんでくる、それはつまり、「肌が自分自身を支える力」が衰えてくるということです。普通は重力に逆らってピシッとなっていたのが、重力に従ってドンヨリとした感じになってしまうのです。

毛穴も、普通は細かく点在していたはずですが、たるみが生じることによって閉まりが悪くなり、加えて、重力現象によって下にビヨ~ンと引き伸ばされてしまうことになります。

その結果、毛穴が大きく開いて目立ってしまう、というわけです。

その他の原因

大きな原因は「乾燥」ということでしたが、毛穴が開いてしまう原因はほかにもあります。

例えば、以下の中で思い当たる節はありませんか?

  • 汚れが目立つからと、毛穴の掃除をやりすぎている
  • メイクが濃く、きちんと落とせていない
  • 肌が気になって触りすぎている
  • 子供の頃、毛穴をほじって掃除していた

毛穴パックは上手にやらないと肌をいためてしまいますし、洗顔のやり過ぎも問題です。また、つまようじやピンセットで毛穴掃除をするのは危険で、毛穴の炎症を招いて余計に目立ってしまう場合があります。

「まだ美容についての知識が乏しい子供時代、むやみに毛穴掃除をしてしまった」という人もけっこういるかもしれません。その時点で、皮膚には毛穴が開く癖がついてしまい、大人になってから特に目立つといったパターンもあります。

やはり、毛穴はなるべく上手に掃除して、いたわることが大切ですね。

とりあえずやりたい対策=うるおいケア

毛穴が開いてしまったとき、とりあえずやりたい対策は、ずばり「うるおいケア」です。

先ほど、毛穴が開く大きな原因は「乾燥」であるとお伝えしましたね。ということは、その乾燥した部分を満たすこと、そして乾燥を防ぐことが真っ先に必要となります。

乾燥対策は、肌の外側からと内側からの両方が必要ですが、まず取り掛かりたいのは、外側から行う「うるおいケア」です。要は保湿のスキンケアですね。

うるおいケアで角質層にうるおいを与え、肌の乾燥を防止

保湿化粧品を使って肌をうるおわせ、そのうるおいが逃げないようにします。そして外気の乾燥からも守ります。

ただ、化粧品の力は、たいてい肌のごく上部まで(表皮の角質層まで)しか及びません。

ところが、うるおいケアには大きな意義があります。

上のほうでも述べましたが、角質層には細胞間脂質であるセラミドがあり、通常はこれが肌を守っています。でも、歳を召すごとに減ってしまうので、うるおいケアで補います。また、ケアで肌表面を保湿バリアすることで、肌からの水分蒸発を防ぎ、外からの刺激から肌を守ることもできます。

むしろ、日頃の保湿のスキンケアは、その目的を満たすためにやっていることになります。

効果的な化粧品について

毛穴のたるみ・開きのケアにふさわしい化粧品といえば、やはり、角質層のすみずみまでうるおいを行き渡らせることのできる化粧品です。つまり、分子の小さいうるおい成分が入ったもののこと。

さらには、しっかりとうるおいを与えた後に、ガッチリとバリアをして外部の刺激から肌を守れる化粧品であれば文句なしといえるでしょう。

そういった化粧品は色々ありますが、中でも私が「これいいね!」と思ったのは、ディセンシアから出ている《アヤナス》という高保湿化粧品です。非常にしっとりした使い心地と、染み込むようなうるおい感が特徴的でした。ぜひ一度見てみると良いでしょう。

《アヤナス》の公式サイト
【たるみ毛穴訴求】アヤナストライアルセット

肌に刺激を与えず、うるおいを保ちながらケア

クレンジングや洗顔を行うとき、毛穴が気になる部分はどうしても力が入ってしまいがちです。なるべく優しく洗ってあげるようにしましょう。何度も洗うのも、肌の保護膜が剥がれてしまうのでNGです。

逆に、洗わないというのもまたNGです。毛穴に汚れが溜まると、その分毛穴が内側から押され、広がってしまいます。

もし、ピンセットや毛抜き・毛穴パックを使って毛穴ケアをしている場合は、その方法を中止したほうが良いと思いますね。

肌の内側からの乾燥対策

真皮にあるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンといった保湿成分は、化粧品で間接的に保持を導くことはできても、新たに補うことは困難だと言われています。

そのため、内側から補ってやる必要があるでしょう。

では、どうやって補えば良いのか?といえば、やはり体の調子を整えることに尽きます。

エストロゲンで繊維芽細胞を刺激

女性ホルモンのひとつに「エストロゲン」というものがあります。女性も男性も持っています。もちろん、女性のほうが量は多いですが、このホルモンこそ、肌の健康・美容にかかわっているのです。

エストロゲンは、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンといったものを作り出す繊維芽細胞を刺激すると言われており、ほかにも、髪や声や体型についても女性的魅力アップに貢献しています。

更年期にある方は、エストロゲンの分泌活発化のため、大豆イソフラボンを意識的に摂るのが良いでしょう。というのも、その大豆イソフラボンがエストロゲンと似たような働きをするためです(ただ、摂りすぎるとホルモンバランスを乱すと言われてます)。

でもまあ、大豆ばかり食べるわけにもいきませんよね。肌の中の保湿成分は、色々な栄養素が原料となったり働いたりしていますから。

あらゆる栄養素をバランス良く摂取する

私がとにかく大事だと思うのは、好き嫌いなく色々な物を食べること。そして偏った食事をしないこと、暴飲暴食をしないことです。

タンパク質はもちろん、主要なビタミン(A、B群、C、D、Eなど)、ミネラルは、肌の健康・美容の維持には欠かせませんし、女性の多くが嫌う炭水化物(糖質)に関しても、不足分を補うためにタンパク質が使われてしまうので、きちんと摂っておきたいものです。

食生活は本当大切だと思います。胃腸の調子が悪いと肌が不調になるという人も多いですしね。現代は脂質量の多いものが増えています。脂質も肌のうるおい保持には大切ですが、摂りすぎは胃腸をいためるので注意したいところです。

睡眠をしっかりとって、ストレスを払拭

ストレスや疲れが溜まってくると、ホルモンバランスや自律神経の働きが乱れ、ゆくゆくは肌荒れや毛穴の開きにもつながってしまいます。

ストレス払拭には、運動や趣味への没頭などがありますが、睡眠も大切ですね。忙しいとなかなかしっかりとは眠りづらいですが、やれる範囲で改善していきたいものです。

ほかにも、考えれば色々とやれる対策はあるかもしれません。今回お伝えしたのは、あくまで基本です。どうしても強制的に改善したい場合は、エステサロン(勧誘に注意!)か美容外科等に通うのが手っ取り早いかもしれません。

いったん開いた毛穴は元に戻るのか?

いったん開いてしまった毛穴は、なかなか元に戻りづらいものがあります。ただ、ケア・対策にとりかかるのが早ければ早いほど、戻りやすくなると言えると思いますね。

一時的に開いている場合もあるので、そういうときは元通りになりやすいです。ただ、「ずいぶん前からなっている」という場合は、それがもう皮膚の癖となっているため、元に戻すのは手術以外難しいかもしれません。

でも、ケアや対策をしないよりはしたほうが断然良いのは、言うまでもありません。

誰しも年齢には勝てません。でも、きちんとケア・対策さえすれば「年齢相応の肌にはできる」と私は信じていますし、そう信じて歩んでいくべきだと思っています。