スクラブ

洗顔料には、よくスクラブという物が入っています。一時期、「スクラブ洗顔で肌がスッキリきれいになる!」と声高に宣伝されていたことがあり、ドラッグストアやホームセンターにもたくさん置いてありました。

しかし最近は、その数は減り、規模の小さめなお店では、しっかり探さなければなかなか見つからないことも多くなりました。

これは、まず美容業界には年や時期によって流行させたいタイプのコスメがあるというのがひとつ。そしてもうひとつ、「実はスクラブは肌に良くない」といった声が増えてきたことが関係しているような気がします。

スクラブとは

そもそも、スクラブとは一体何でしょうか。

研磨剤(ピーリング成分)

スクラブとは、平たく言えば研磨剤(ピーリング成分)のことです。言い換えれば、肌の表面を滑ったり擦ったりして汚れを落としていく成分ということです。

洗顔料に含まれていることが多いですが、洗顔料の場合であれば、肌の皮溝(網目模様の溝)や毛穴に入った汚れを落としたり、古い角質(垢)をそぎ落としたりする役割があります。

種類・形状は様々

スクラブというと、何やら砂のような形をしたかたまりをイメージするかもしれません。一時期流行したスクラブ洗顔料も、イメージイラストを見ると、白や青や赤の粒々が描いてあったりしました。

スクラブの具体例としては、塩や炭、砂糖、植物のかけら、そしてプラスチックなどがあります。

どれもこれも硬いものであるとは限らず、中にはこんにゃくスクラブといって柔らかいタイプのものもあります。

肌に悪いスクラブ

スクラブには色々ありますが、どれもが肌にとってメリットを生むわけではありません。中には肌に悪いと言われているスクラブもあります。

危険といわれるマイクロビーズ

名前こそ凄そうですが、実は細かいプラスチックスクラブのことを指し、マイクロプラスチックともいわれます。直径にして0.5mm以下。洗顔料以外にも、ヘアケアコスメ、メイクコスメ、オーラルコスメなどにも使われてきました。

近年、このマイクロビーズが危険な影響をもたらすことが指摘されました。固形プラスチックですから、眼などに入ったら視力に影響を与えてしまうということです。

そんなものが肌や粘膜に擦れてしまえば、細かい傷がついてしまうのは想像に難くないでしょう。かつては当たり前に使われていたものですが、今では「スクラブ洗顔には気をつけて」とさえ言われている時代です。

さらに、マイクロビーズは、環境汚染についても問題視されています。これについては今回の話題からは逸れるため割愛しますが、興味がおありの方は是非調べてみると良いでしょう。

なお、アメリカでは「マイクロビーズ除去海域法」という法律により、2017年7月より製造禁止、2018年6月には販売禁止へと至ります。日本でも製造・販売が規制される日は、案外近いのかもしれませんね。

スクラブは基本的に肌に良くない

スクラブでは肌の角質をこすることになりますので、基本的には肌に良いといえるものではありません。

「そのほうがきれいになっていいじゃないか!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それが仇となってしまうことも、往々にしてありえるのです。

肌は、優しい力できれいにすることが理想です。スクラブによるピーリングを毎日のように受けると、剥がなくても良い角質まで剥いでしまい、ターンオーバーの異常や肌の厚化、過度の乾燥などを招くおそれがあります。

ただ、スクラブの種類や肌質によっては、そういった心配が大幅に低減されている場合があります。それについては以下にて説明していきましょう。

肌に優しいスクラブ

「スクラブ=肌に悪い」といった風潮がある現代において、例外ともいえるスクラブはずばりこれです。

こんにゃくスクラブ

こんにゃくとは、誰でも知っているあのプニプニしたこんにゃくです。こんにゃくゼリーをイメージしていただくと分かりやすいですが、あれなら肌への摩擦や刺激が少ないでしょう。

「ならば、なぜわざわざスクラブを配合させるのだろうか」といった疑問を抱く方もいらっしゃると思いますが、美容成分をそこに閉じ込めたいとか、汚れを効率良く落としたいとか、感触を良くしたいといった意図によるものでしょう。

そのため、こんにゃくスクラブは「スクラブ」というのは単なる呼び名にすぎず、いわば美容成分を届けるカプセルともいえますし、洗顔料としての機能を改善させるためのひとつの方法ともいえます。

そもそも、洗顔料には少なからず洗浄成分が入っており、スクラブと呼ばれない成分であっても粒子状になっているものは少なくありません。スクラブというものは実に一筋縄ではいかないものであるということが分かります。

100%肌に良い洗顔料

「少しも刺激があったらイヤだ」「全く刺激のない洗顔料はないの?」と考えている方は少なくないでしょう。私も、そういった洗顔料があったら理想だなと思いますし、欲しいくらいです。

しかし、そんなものを開発することができたら、世紀の大発明となるでしょう。

洗顔料は、肌に乗せて皮脂汚れなどを落としていくもの。つまり、ある程度の摩擦力と刺激は必要不可欠で不可避なものなのです。さらに、上にも書いたように、スクラブと言われていない成分が入っていない洗顔料であっても、肌をこすりうる成分は入っています。

もし洗顔料の肌への刺激を一切避けるのであれば、洗顔料を使わず、湯洗顔だけにすることをおすすめします。実際それでOKな人もいます。

ただ、メイク残りやしつこい毛穴汚れが気になる場合は、せめて夜だけでも “比較的” 肌に良い洗顔料を使った洗顔を行うことが推奨されますね。

低刺激性のスクラブ洗顔料

「絶対」とは断言できませんが、比較的安心して使うことのできるスクラブ洗顔料があります。他の泡系洗顔料と肩を並べられる、そんな優れた洗顔料(クレンジング料)をひとつご紹介しましょう。

それは、《リ・ダーマラボ モイストゲルクレンジング》というものです。スクラブといいますが、実は上でも述べたような “こんにゃく” が配合されていますので、敏感肌の方でも使える代物です。

軽めのメイクの場合はW洗顔不要です。つまり、一度で洗い落とせるというわけですね。ただ、濃いメイクをしている場合は、別途洗顔料等を使って落とし残しのないようにしたほうが良いでしょう。

「どんなクレンジング・洗顔料がいいのだろう」と迷われている方は、是非選んでみてはいかがでしょうか。

《リ・ダーマラボ》の公式サイト
美容液クレンジング【リ・ダーマラボ】