手荒れ

手荒れがひどくて、かゆみも収まらない!そんなとき、手の肌では何が起きているのでしょうか。長引くと、このまま元に戻らなかったらどうしよう、と不安にもなりますよね。

まず、手荒れと一口いっても、その原因は色々です。また、対策も一つだけとは限りません。

今回は、手荒れの原因と対策について、少し細かくお伝えしていこうと思います。手のみならず、腕、足、脚、ボディなど、さまざまな部位にも参考にしていただけたら幸いです。

手を荒らす原因は色々

手荒れが生じてしまうということは、何かしらの「刺激」が加わり、傷がついたり、皮膚の表面を保護する皮脂膜が剥がれて乾燥肌を招いているということになります。

では、どんなときにそういった状態になりやすいのでしょう。また、どういうことが原因となっているのでしょうか。それは、例えば以下の事柄が考えられます。

家事・作業による手の酷使

家事においては、炊事や洗濯、掃除など、水や湯を触る機会が多くなります。肌を守る皮脂膜(油分)は、湯や洗剤などによって大変剥がれやすく、それにより乾燥を招きます

家事だけではありません。仕事上、水や湯を触る機会が多い場合や、手や腕が物などに擦れることが多い作業をしている場合は、肌に摩擦が生じ、皮脂膜が剥がれ落ちたり、傷がついたりしやすいものです。

以上のケースでは、慢性的に手荒れを起こすことが多いのではないでしょうか。「ある日突然手荒れが生じた!」という場合は、下記のケースも疑ってみると良いかもしれません。

肌の健康状態が良くない

湿度が著しく低くなったときや、紫外線を浴び続けてしまったときは、肌の状態は悪化します。乾燥肌になると、外的な刺激を受けやすくなりますし、紫外線を受ければ、炎症(サンバーン)を引き起こします

乾燥肌の場合はかゆみ程度で収まることが多いですが、日焼けの場合は、その程度によっては皮膚がめくれてしまったり水泡ができたりします。

ほか、体調や気候的な問題で、肌が敏感になり、過剰にガサガサになったりかゆみを感じたりすることがあります。

先ほど述べた、家事・作業による手の酷使によって肌が乾燥してしまった場合は、肌の健康状態も悪化しやすくなります。手荒れは、日頃のダメージが重なり合うことで生じている可能性もあるのです。

かぶれ、アレルギー反応などの可能性も

突発的にひどい手荒れが生じた場合は、虫刺されなどによるかぶれや、何かしらのアレルギー反応である可能性も否めません。触れた化粧品、薬品、食材、その他動物などが原因となっていることもあるでしょう。

荒れる前、普段あまり触らないものに触れたりしましたか?逆に、いつも触っているような物に触れたときでも、偶然肌の抵抗力が鈍っていてダメージとなったケースもありえます。

手以外の肌荒れや、その謎

場合によっては、手だけでなく、脚・足や顔、ボディなどにも肌のトラブルが生じているかもしれません。

もし、ピンポイントで手だけが荒れている場合は、やはり、その原因は手そのものに関係する事柄が多いでしょう。しかし、手以外の肌荒れも見受けられる場合は、別の視点を持つことが大切だと思います。

アレルギー反応であれば、手以外にも現れるかもしれません。気候による乾燥肌や敏感肌であれば、皮膚の薄い顔なども肌が荒れるかもしれません。

私が子どもの頃の話ですが、ある日、顔の肌がガサガサになり、赤く腫れました。そして同級生に笑われました。原因は特定できず、処方された外用薬を塗っても治りませんでした。そこで内服薬に切り替えたところ、肌荒れが魔法のようにスーッと引いていったのです。

手でも同様のケースはありえます。私の高校時代の同級生の片手が、ある日の授業中、いきなり真っ赤に膨れ上がりました。先生はビックリして、扇風機の風を彼の手に当てていました(この処置が正しかったかは分かりません)。が、翌日は無事に元通りになっていました。

結局何だったのか分からずじまいでしたが、原因不明のアレルギーまたは病気などにより、肌が荒れたりトラブルが生じることがあるのです。人間の神秘のひとつかもしれません。

コレという対策

手荒れが生じたときの対策は、至ってシンプルです。

負荷をかけないようにする

ともかく、それ以上手に負荷をかけないようにするよう配慮することが大切です。

そのためには、できるだけ考えうる原因をリストアップしてみると良いでしょう。原因に見当がつけば、その原因となった行為と同様の行為を行わないように気を付けることができます。どうしようもない場合は、ほかに対策を練る必要があります。

酷い場合は医療機関へ

症状が軽い場合は、保湿しながらしばらく様子を見れば良いですが、症状が酷い場合や気になって仕方がない場合は、我慢をせずに皮膚科等の医療機関を受診することが望ましいでしょう。

先ほどの私のエピソードですが、最初は自宅にあった肌荒れクリームや常備薬を使って様子を見ていました。たいていの肌荒れはそれで改善したことが多かったですし、親もそう考えていました。しかし、そのときは一向に良くならず、精神的にもけっこう来ました。もっと早く受診すれば良かったと思いました。

まあ、手荒れとなれば「手だからまあいいや」となりがちですが、きちんと自分の体と会話して、受診するかしないかを決めましょう。

日常茶飯時な手荒れは、予防が効果的

「手荒れがひどいが、こんなの日常茶飯事だ!・・・だけど気になるんだよなあ」というケースもあるかと思います。家事や仕事で水・湯を頻繁に使う方の場合でしょうか。

そういう方の中には、「ここで治したって、どうせまた荒れるんだから」と考えてしまう方も少なくないでしょう。たしかにそれは一理あります。治しても、また荒れてしまったら治療費が無駄になってしまう気がしますね。

この場合は、できるかぎり「予防」という手を使うのが効果的かと思います。つまり、手荒れをしにくい状態になるよう対策を練るわけです。そのための方法としては、

  • 作業内容・方法を見直す
  • 作業環境を見直す
  • 手にプロテクターをはめる・塗る
  • 夜は保湿を心がける

などが挙げられます。やれるところから手をつけてみてはいかがでしょうか。

なお、上にプロテクターを “塗る” とありますが、要は保護用のスキンクリームなどのことを指しています。例えば《スキンプロテクトクリーム》というものがありますが、看護師、介護士、美容師、農家、工場や建設の方、研究者、専業主婦など、手を荒らしやすい方に大変おすすめです。

>> 《スキンプロテクトクリーム》公式サイト

また、手が荒れてかゆくても、あまり掻きむしってはなりません。余計に症状が悪化してしまうおそれがあります。どうしてもかゆい場合は、少し水で冷ますようにしてやると楽になるかもしれませんね。

今回は、手荒れの原因と対策に関してお伝えしました。手に限らず、肌トラブルは精神をも疲弊させます。気になったら、今すぐにでも行動してみましょう!